がんストーリーは突然に~46歳、働き盛りの2児の母が直腸がんになった話~

2018年夏、元気印の働く母が突然がん患者になっちゃった…入院そして外科手術を経て、まだまだ続くがんストーリーを綴ります。

家族にまず何て言おう?大腸内視鏡検査の夜のこと

2018年7月20日(金)夜

 

がんかも。

いや、きっとかなりの確率で、わたしの中にがんがいるんでしょう。

そんなモヤーっとした、色で言うとかなり濃いグレーな気持ちで家に着いた。

 

帰ったら次男がいて、私も何事もなく普通に接した。次男からは「ママ、検査どうだった?」と聞かれたけれど、それはあとで話すね、とその場はスルーした。私は隠し事をするのが本当に苦手なので、家族の中でいろんな会話をしている。今日、大腸内視鏡検査を受けに行くことも、朝から子供たちに伝えていた。(そもそも、不思議なドリンク:下剤…を朝から飲んでいたからバレバレだけども)

 

だから次男が結果を気にするのも当然の流れ。でも、次男にいきなり「がん」の話をするのはさすがに…衝撃が大きすぎるだろう。だから夜、家族全員を集めて、全員に同時に伝えよう。きっとそれが一番いい、直感的にそう思ったのだ。

 

晩御飯には白身魚とキノコのホイル焼きと、みそ汁と、揚げ出し豆腐あたためたやつと。少し軽めのを作って食べた。それから夫に電話して、今日9時ごろ話せる?って聞いた。そしたら、検査結果か?と聞き返してきた。鋭いな…。当然、彼にも検査に行く話はしていたのでね。そう来るよね。

 

結局、子供たちと9時半からのグノシークイズなどをしていたので、10時ごろの電話になった。子供たち二人も呼んで、LINE電話で仙台にいる夫にかけた。

 

切り出しは、「ママ、手術することになりそう」

 

2週間くらい入院することになるかも知れない。そのとき、ちょうど夏休み中ならいいけれど、学校があるときだったらどうしようかねぇ…などといきなり現実路線で行く。

でもやっぱり、「がんらしい」という話はしなければならず。

たぶんおそらくかなりの確率でがんみたい、と告げ、今日の内視鏡で撮った画像も夫に見せた。よくわかんないけどこの状態、すごいよね、って。

LINE電話越しにその画像を見た夫は、その時どんな風に感じたのかはわからないけど。あまり言葉はなかったように記憶している。

 

私は話を続ける。

 

病院の選択肢は有明とか築地とか五反田とかあるらしいけど、横浜にはないのかな、とか。なんかもう、どこから何から話していいのか、私にもよくわかんなくなっていた気がする。

 

みんなもショックだったと思う。というか、信じられないよね。

家族で一番元気なママが、がんとはね…。

ちょっと私も、話を続けるうちに、さすがに少し涙が出てきた。

 

「まだがんと決まったわけじゃないんだから、そんなこと言わないで」と長男が口を開いた。

なんだか、一番冷静かもね、長男が。

そうなんだよね、来週の土曜日に検査結果を聞くまでは、まだグレーだもんね。

グレーの段階で子供たちに余計な心配をかけることは良くない、のかも知れない。

でもネットで実はいろいろ調べたんだ。この電話をかける前の時間帯にね。そのことは口に出さなかったけど。

ネットでがんの画像とかを見て、自分のと照らし合わせてみてね。結構私、がんかも知れないって。もう腹をくくるしかないって思ったんだ。

 

腹をくくるというか、ね。

見つかって良かったんだよ。

このまま見つからなかったら、がんで死んじゃうんだから。

 

とはいえ、術後のこと、抗がん剤のこと、人工肛門のことなどを知るにつけ、これは単にポリープをちょこっと取るのとは全くワケが違うことがわかると、正直、怖いし、辛くなってきた…

 

今日まで全く健康な自分が、

患者に転身しちゃうなんてなぁ。こんなに変わり身が早いんだなぁ。わが身の豹変っぷりには本当に驚く。

 

いや、気づいてなかっただけ、ってことなんだけどね。

私の中にがんがいた。それは紛れもない事実なわけでね…

 

両親には言えないなぁ。心配かけたくないなぁ。

職場には言わないといけないだろうなぁ。

いろいろなことが頭をぐるぐる…。

 

ま、考えても仕方ないさ!

とは、さすがの私も、この時点ではなれなかった。

 

長い一日だったけど、お風呂につかることで少し疲れが癒された。

 

ん…お風呂???

 

あ!今日は。ポリープ切除手術した今日は、シャワー程度にしなきゃいけなんだった。すっかり忘れてた。私、やばいかも…

アルコールが1週間NGは強く理解していたのに、お風呂は、すっかり、忘れてたよ…

アルコールもお風呂も、体が温まり血管が膨張すると、手術した部分から出血してしまうことがあると説明を受けたんだったよ。

寝ている間に出血したらどうしよう。

その時は救急車呼んでね、と思わず、横で寝ている次男に告げる。次男にはかわいそうなことをしたなぁ。そんなことママに言われたら、心配だよねぇ…

 

病院からもらった緊急連絡先の先生の携帯番号をちらっと見て。眠りについた。

昨日眠れなかった分、熟睡できた。

 

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