がんストーリーは突然に~46歳、働き盛りの2児の母が直腸がんになった話~

2018年夏、元気印の働く母が突然がん患者になっちゃった…入院そして外科手術を経て、まだまだ続くがんストーリーを綴ります。

2回目の入院を終えまして。

無事に2回目の手術を終え、昨日、退院しました。

 

1週間ぶりの我が家は、やっぱりいいですね。何がいいって、日中、息子たちが学校に行っている間はもう完全にフリーダム♪

好きな時間にテレビ見て、好きな曲を大きな音でかけて、好きなマリアージュ・フレールのマルコポーロを飲んで…

 

誰の目も気にせず、好きなように自分の時間を使える。このかけがえのない時間は、本当にありがたいです…。

 

がん研有明病院・消化器外科病棟での入院生活も悪くなかったけど、やっぱり、病院の中は集団生活。マイペースなB型の私も(笑)さすがに多少は気を使って生活していたわけで。夜もぐっすり眠れたとは言い難かった。それが、昨夜は自分のベッドで爆睡しました。ノンストップで、夜中一度も起きずに眠れたのは、実に1週間ぶりであります。

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ところで、

 

このブログでは、まだ1回目の夏の入院編まで日記が追い付いていませんので(筆が遅くてすみません~)、読者の皆様には

 

「このひとは一体、直腸がんというけれど、どの程度の、どんな治療をしているのだろう???」という疑問がまだまだ山積していることと思います。すみません。

 

とりあえず一つ言えるのは、

今わたしは、予定されていた治療をひととおり終え、元の身体に戻すため、ぼちぼちゆっくりと自宅でリハビリしている最中です。ということです。

一応、ひと段落つきました、と言えます。

 

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大好きなマルコポーロをおうちで飲むシアワセよ…

 

がんの治療法は、そのひとのがんの状態によってそれこそ千差万別で、本当に、誰の体験記も自分には当てはまるものがないんですね。そりゃあそうです。人の顔は全員違うし、人の身体も全員違う。そして、がんも、みーんな違います。

 

同じ直腸がんであっても、その部位の微妙な違いや、腫瘍が臓器のどこまで入り込んでいるか(浸潤:しんじゅん)の度合い、そしてがん自体の性質は、みーんな、違うんです。

 

ですから、わたしの体験は、あくまで一つの例としてみていただきたいし、今朝のあさイチ内田春菊さん(直腸がんサバイバーの大先輩)の体験も、あくまで一例ととらえていただきたい。

 

おかげさまでわたしの中にいたがんは、それほどタチの悪いヤツではなかったようで、今のところは転移もなく、見えなくなっています。今のところは、ね。

と言うのは、目に見えない、つまり各種精密検査では目視できない細胞レベルのがんは、いま私の中にいるのかいないのか、どんな名医であっても読めないのです。

 

まぁ、それはそれ。

見えないものは、しょうがない!

いまはとりあえず見えないんだから、ヨシとしましょう。うん。ヨシとするしかない。

今後のことはあまり深く考えず、とにかく、「いま」が元気で幸せでいいじゃない♪

そういうスタンスで、今後も生きていこうと思います。

 

こんな私ですが、引き続き、がんストーリーにお付き合いいただけましたら幸いです。

(過去日記からさかのぼってお読みいただくには、右の一番下にあるカレンダーで、7月、8月を表示して日付をクリックしていただくのがよろしいかと思います。ゆくゆくはもう少しリストを見やすくしたいと思っていますが…取り急ぎ、その方法でよろしく願いします。)

本日11/30 朝8:15 NHKあさイチは必見!直腸がんの大先輩、内田春菊さんご登場です

おはようございます!

いつも私のがん話にお付き合い下さり、ありがとうございます。

 

さて!

タイトルの通り、今日これからまもなく放送のNHKあさイチは、このブログの読者さんにはぜひ見ていただきたいです。

きっと、大腸がんのメカニズムとか、現状とか、治療法とかを、NHKのさすがの見せ方で、超わかりやすく解説してくれる…はず!です。

 

http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/181130/1.html

 

もちろん、内田春菊さんの、壮絶な体験をユーモラスに語るトーク本編も超楽しみ!

 

録画も必須だわ!

冬のがん研有明病院に入院することの、最高のお楽しみをもっと知って欲しい!

Twitterやインスタを見ていただいている方には周知のことでございますが、私はいま、2度目の入院で癌研有明病院におります。

 

前回は8月のお盆明けの入院でした。そしていま、11月末です。

この季節の違いは、有明ライフにおいて、かーなーり、大きいのですよ!

そしていま、癌研有明病院に入院しているかた、お見舞いにいらしているかた、働いているかた…すべてに伝えたい。

この病院から見る、朝夕の太陽のすばらしさを♪

 

ということで、まずは、

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わたしの窓辺ギャラリーをご覧ください。

 

これは、11月21日の夕方4時ごろの7階東病棟より撮影。冬なので、日が沈むのが速いですよね。うかうかしていると、みるみるうちに廊下がオレンジ色に染まります。急げ急げ!とわたしは定位置に向かいます。

 

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これが定位置のひとつ。ちゃんと窓辺に、対のチェアセットがあります。夕方にお見舞いにいらした方とは、ここで語ったりします。

 

こんな感じで眺めてます。太陽がずっと沈むまで…そして沈んでからも。空の色の変化がもう、見逃せなくて。

 

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日が落ちると、こんな感じになっていきます。

 

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また別の日の夕日は、もっと赤くて、まんまるでした。

 

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日によっては、ビルのはざまに、富士山の姿を見ることもできます。夏の入院の時、「冬には富士山が見えますよ~」と聞いて、今回とても楽しみにしてきたのです。すると入院初日にもう富士山拝めちゃいました。午前中は白い雪をかぶった様子が少し見えたり、夕方は赤い空にわりとくっきり、シルエットが浮かびます。富士山は、東病棟の北角の窓から見えますよ。

 

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夜になると、今度は夜景が素敵です。夜景は、病棟を東へ西へ。ぐるっと一周してみると、それぞれの窓によって見える建物が違うので、楽しいです。西病棟からはスカイツリー葛西臨海公園の観覧車に、夜8時過ぎにはディズニーランドの花火も見えることがあります。

 

東病棟の夜景は、東京タワーやレインボーブリッジ。ゆりかもめの線路も動きがあって、見飽きません。有明駅がすぐそこです。

 

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そして、冬の有明の真骨頂といえば!何と言っても12Fのウッドデッキから見る朝陽です…。

 

日が昇る前の、この空のグラデーションが大好き♪

 

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そして12階からは、海から昇るまるい太陽が、しっかりと拝めます…。

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もう元旦の初日の出を見ちゃった気分です。

ちなみにこの日、12階のウッドデッキには、わたし一人しかいませんでした…

こんな素晴らしい日の出を独り占めだなんて、もったいなさすぎます。

 

たまには雨の日もあるし、雲が厚くて太陽がすぐ顔を出さない日もあります。

ちなみに今朝は、こんなストライプの日の出でしたよ。

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みなさん意外と、この絶景ポイントをご存じないようで。本当にもったいない限りなのです。なので私は、病棟ですれ違うひとたちに、この素晴らしさをお伝えして歩いています。勝手に朝陽広報部員状態(笑)

 

確かに、まだまだ痛みが強かったり、歩こうという気力がわかなかったり、朝陽だ夕日だと言っている場合じゃない患者さんもたくさんいます。わたしもそうでした。12階まで上がろうと思えるようになったのは&体力が戻ってきたのは、2週間の入院中の、最後の数日だったから。

 

でも、ちょっと頑張ってこの朝陽を見るとね、ものすごーくパワーがわいてくるんですよ。体にも、心にも。太陽神とはよく言ったもので、とてつもないエネルギーを持っているんですね…特に一日のはじまりの朝陽は。そのことを実感している有明入院ライフです。

 

だから、元気が出ないとき、ちょっと辛い時こそ、この太陽に会いに行って欲しいと思います。(もちろん無理は禁物ですが)

そして、12階ウッドデッキは屋外なので、空気が冷たいです。しっかり靴下履いて、上着を羽織って、短時間で!をおすすめします。

 

なお、東京の日の出時刻は、6時になるのが10月29日と3月10日。

東京(東京都)のこよみ 平成30年(2018) - 国立天文台暦計算室によると)

ということは、この期間の入院がある方は、12階でみられるということです。なぜなら、12階に行けるエレベーターホールの扉は、午前6時~午後9時にしか開かないのです。だから、真夏は5時台の日の出だから、12階に上がるころにはもうすっかり太陽が高いのですよ…。ということで、冬のお楽しみ♪なのです。

 

そして、このような素晴らしい眺めの病院に入院させてもらっていることに、本当に感謝しかありません。あらためて申し上げます。がん研有明病院を設計してくださった方!ありがとうございます!

 

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ちなみに、なんでわたし、こんなに朝陽に惹かれるんだろう…と思い返してみたら。たぶん、山の上から見るご来光に強い憧れがあるんですよね、わたし。去年から山登りに目覚め、まだ伊勢原の大山とか高尾山とか、せいぜい鍋割山しか上ったことがないんだけれど、山登りの先輩が見せてくれる頂上からのご来光写真に、ものすごく憧れているんです。ずっと。そしていつか山小屋に泊まって、朝陽を見るんだ!って思ってる。

 

たぶん、その思いが転じて、こんなに朝陽マニアになっちゃったんだなぁ~と(笑)

退院して、体調が戻って、山小屋に泊まれるようになったら。

今度はガラス越しではない、ナマの絶景朝陽を写真に収めたいなぁ。

それを目標に、退院後のリハビリも、頑張るのだ!

 

 

驚愕の結果が出た!アルコール感受性遺伝子検査、わが夫の場合とは

楽天で2つのキットを買い、わたしから2週間ほど遅れて「アルコール感受性遺伝子検査」を実施した夫。その結果が先日届いた。ちなみにこれは結構な個人情報であるため、郵便局員による手渡しで、簡易書留で玄関先まで届けられるのである。ちょっと大げさ…(笑)

 アルコール感受性遺伝子検査

体裁はもちろん私の結果と同じだけれども、驚いたのはその中身である。

 

わが夫は、まさかの「大酒飲みタイプ」だったのだ。

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(わたしは、その隣のR3型だった。その時の記事はコチラ

なぜ、まさかの、と付けたかと言うと。夫と私が同じ量を飲んだとして、先に酔っぱらうのは夫だし、すぐに寝ちゃうし。絶対、わたしよりお酒は弱いんだろうと思っていた。

でも、そうではなかったのだ。彼は、アルコールもアセトアルデヒドも、ともに分解が速いタイプだった。酒量が増えがちで、つい飲み過ぎてしまうタイプだという。

 

そうか、そう言われれば、彼が大量に飲むときは、気の置けない仲間との飲み会でみんなのハイペースにつられてだったり、私と二人で飲んでて楽しくなってつい…だったり。「つい飲み過ぎる」という表現はとても彼に合っている。

 

そして驚くべきことに、

こうタイプが違うと、注意すべき病気の名前も、違ってくるということだ。

 

わたしの結果には「上部消化器がん」という、がんと言う文字がはっきり書かれている。

でも、大酒飲みタイプの彼には、がんの文字はなく、

「肝障害・膵炎・糖尿病・脂質異常症高尿酸血症」と書かれている。

(写真左はわたしの結果。右が夫)

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そして、「予防のポイント」という欄のコメントも全然違う。

 

わたしは「飲酒習慣をつけない」

夫は「飲酒量コントロール

 

このくらい、一人一人の遺伝子検査の結果によって、気を付けるべきポイントが違うんだね…

 

同じ量を飲んでも、わたしは夫より、がんになる確率がずっと高いってことですよ。

そうか、だからわたしは、がんになったのか…

もっと早く、この検査をしていて、自分のアルコール耐性を知っていたら。夫と同じペースでは絶対飲まなかっただろうよ…。

 

敵を知る前に、まず、自分を知れ、ですよまさに!

 

そして、私のように、もともとは飲めないタイプ・あまり強くないタイプが、飲酒習慣がつくことにより強くなり、夫よりある意味強く見えるような酒飲みになっちゃうケース。意外に、あると思うんです。

わたしも一見、自他ともに認める「お酒の強いひと」だから、量もすすんじゃう。

 

でも、それはある意味、まやかしであり、実はお酒には強くないひとだったりするんですね。

そして一見、すぐに酔っぱらうように見える人でも、実は体質的には強かったりするわけです。(わが夫ね)

 

ちなみに、どんな検査結果が出たとしても、このレポートが示している「節度ある適度な飲酒」の量はおんなじでした。

 

◆1日 2ドリンク=純アルコール 約20g

2ドリンクのめやす⇒

ビール ロング缶1本(500ml)

日本酒1合(180ml)

ウイスキー ダブル1杯(60ml)

焼酎25度 グラス半分(100ml)

ワイン グラス2杯(240ml)

酎ハイ7% 缶1本(350ml)

 

まぁ、これも、大酒飲みに対する2ドリンクと、わたしのような体質に対する2ドリンクでは、微妙に意味が違ってくるのでしょうが… 体重100キロのひとが10キロ減量するのと、50キロのひとが10キロ減量するのでは比率が違うように、きっと。

しかも、この量的な数字に、どれだけの根拠があるの…?って気がしなくもないですが。

 

本当は、だれもが1日2ドリンクをキープして、週3回は休肝日を設けて。いわゆる「がんリスクを高めない飲み方」が実践できると一番良いのでしょうが…なかなかね…。お酒好きな人に、1日グラス2杯のワインでやめておけだなんて、酷だよね…。

 

わたしみたいに、がんを一度やったら、さすがにもう二度とがんにはなりたくないという思いが強まるから、1日2ドリンクも飲んでいいんですか?!ヤッホー! というありがたい気持ちに自然になれるのですが。いまが健康で、美味しく日々ワインを飲んでいる人が、いきなり1日2ドリンクにはできないわな…。そりゃ私でも無理でしょうな…。

 

でも、1日2ドリンクとまではいかないにしろ、せめて自分の遺伝子検査結果は見ておいたほうがいいと思います。万が一、自分が大酒のみタイプではないとわかったら、ああ、アルコールによるがんリスクが高いんだな…という自覚を持てるでしょう。その自覚をもとに飲むほうが、断然、酒量は減ることでしょう。

 

もしくは逆に、がんリスクオーライ!どんと来い!と、覚悟を決めて、開き直って(笑)飲めるようになることでしょう!

 

それも生き方、だと思います。潔くていいと思います。

 

でも、もし大切な人が身近にいて、人生でやりたいことがまだまだたくさんあって、まだまだ健康に生きていたい!ずっと楽しくお酒飲みたい!と思う人は、ぜひ、自分の体質くらいは知ったうえで飲むほうが絶対にいい。

 

繰り返しになりますが、がんは治る病になったけど、がんを一度やった体は、その前の体とは違うものになるってこと。気持ちや考え方も、いい意味でも悪い意味でも、がんビフォーアフターで結構違うから、ね。

 

いまの自分をキープしたい人は、ぜひ、お酒との付き合い方を見直して欲しい。

そして、いつまでも楽しく元気に、美味しく!お酒を飲んでほしい。

 

がん手術以降わたしは、飲む機会があるときには、1日2ドリンクを大切に、吟味して、厳選して味わうようにしていますよ。

そうすると、ワインの美味しさが一層際立つというか、ありがたみがもうね、全然違う。まさに、極上の一口一口を、大切に大切にいただく…。

おいしくて進む進む!と言うワインもいいけれど、こんなふうに、ありがたくいただくワインはまさに「神の雫」です。

 

そんな飲み方も、案外わるくないものです。

 

そういえば今年も、ボジョレー・ヌーヴォーが解禁されましたね…

赤の、いわゆるボジョレー(ガメイ種)もいいけれど、白のヌーヴォも美味しいのよね♪

 
2016 年 ヌーヴォ 成城石井 新酒 を味わう ヌーヴォ 紅白 お買い得 2本セット 750ml × 2本

 

 

青い空と向日葵~どこまでも優しくて、温かい。ステージ4を乗り越えたがんサバイバーさんの本を読みました

嬉しかった

生きてる

生きてる

生きてる 

 

今日も一日が終わった

あとは

すべてが未来…

 

(本書71ページ、そして表紙にも書かれている言葉より。)


青い空と向日葵 がん・ステージIVからの☆奇跡☆
 

 

 

もうね。

この言葉を読むだけで涙しました。

 

わたしは大腸がん、しかも一番初期である「ステージ1」という段階で見つかり、幸いにも今は元気でふつうの暮らしができている。

それでもここに至るまで、「嬉しかった 生きてる 生きてる」の感覚を何度も持ったから。

 

著者のまぁりんさんは、ステージ4。私の何倍も何十倍も何百倍も…未来が見えなくなり、絶望し、辛い気持ちを抱いただろう。そう思うと、ここに書かれた言葉「嬉しかった 生きてる」がどれほどに重いものか。どれほどに大きいものかと思う。

 

amazonで注文し、翌日に本が届いて、ひも解いて手に取ったとき、

その本があまりにふわっと軽いことに実はちょっと驚いた。

 

ステージ4のがんサバイバーさんが綴る闘病記は、きっとずっしりと重くて、その思いは何百ページにも及ぶものだろうと、なんとなく予想していた私。その予想は裏切られ、ちょっと、拍子抜けしたというのが正直な第一印象。

 

でもね、さいしょのページを見てすぐわかった。

この本を届けたい相手は、「がんになったあなたへ」

 

「わたしもいます 頼って構わないから」

 

その優しい言葉で、

いっぱいの向日葵でつくられたハートのイラストで、前書きが締めくくられていた。

 

もうそれだけで、がんになったばかりの「わたし」は、どれだけ救われるかと思う。

本が軽いのは、がんになったわたしが、ベッドで楽に読むことが出来るようにの配慮から。

 

読み進めるうちに、同じがんを経験したものとして、共感するシーンがいくつも出てきて。

思い出して涙してみたり、わたしだけじゃなかったんだあの思いは、とホッとさせられたり。

 

「そら」

「眠れない」

「いま できること」

「退院」

 

のくだりは特に。わかるなぁ。わかるなぁ。

うなずきが止まらない。

 

そして素晴らしいのは最後の章。

「がんになったわたしが伝えたいこと」

 

シンプルで、でも力強くて。

あれだけのわずかなページ数に、ぎゅっとこめられた、がん経験者だからこそ伝えられる「生きるヒント」たち。素晴らしいなぁ。

 

わたしも、がんになってから、伝えたいことはもう山のようにあるけれど。山のようにありすぎて収拾がつかなくなっていて(苦笑)

こんな風にメッセージにして、世に届けられるって。いいなぁ!素敵だなぁ!と素直にちょっとジェラシー感じちゃうほどです。

 

パステルカラーの優しい絵には、まぁりんさんの思いが、言葉と同じように乗っかっていて。絵が持つチカラも、しっかり受け止めさせていただきました。

 

不思議なことに、がんの種類もステージも違うわたしとまぁりんさんだけど、そこに流れるBGMはおんなじユーミンのあの曲。わたしは退院して家に久しぶりに帰ってきたとき、あの曲が無性に聞きたくなって。それからしばらく私の中にユーミンブームが起こっていました(笑)

 

わたしが入院していたがん研有明病院には、患者さんから寄付された膨大な数の書籍あり、図書館で借りるような感覚で自由に読むことができるんです。

わたしはぜひ、この本を置きたい。いちばん読んでほしいひとたちが、いちばんたくさんいる、あの病院に。

がんの大敵「酒」:酒飲みの傾向と対策~自分の遺伝子に聞いてみる(後編)

 

 

c-calorina.hatenadiary.jp

前編で書きました通り、

 

 

自宅での簡単な細胞採取で出来ちゃうという「アルコール感受性遺伝子検査」の存在を知り、さっそくググると、なんと楽天とかアマゾンでも売ってるんですねキットが!

 
GENOTYPIST アルコール感受性遺伝子検査キット【口腔粘膜専用】※レターパックプラスでお届け【他のゆうパック商品と同時注文時はゆうパックの送料に準じる】

ちょうどお買い物マラソンだったこともあり(笑)すぐに夫婦二人分注文したら、ものの数日で届きました。ちっさい箱に入ったキットが。

 

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検査自体は本当に簡単です。そんなんでわかるんかい?と突っ込みたくなるくらいに。

 

専用の綿棒で、口の中(ほほの内側)を何度もこすりとる。ここに酒飲み遺伝子がくっついてくる、らしい。食後30分はおいて、こする前には口をゆすぐ。準備と言えばそれくらいです。おしりカメラ前の食事制限と下剤に比べたらなんて簡単なことよ!

 

 

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そして綿棒を15分くらい清潔な場所に置いて乾かして、ふたをして専用の封筒に入れて検査会社に郵送するのみ。ポストに入れるだけでOK。切手不要です。

 

結果が届くまでは2週間ほど。楽しみに待ちます。

健康診断の結果を待つのは、もはやこのお年頃になると楽しみではなくなるが(笑)、この結果は楽しみだった。

ちょっと前の、がんを患う前の私だったら、この結果も全然楽しみじゃなかったと思う。

 

酒好きなのに、酒を飲んではいけない体質だったらどうしよう…

酒を飲む楽しみが減るじゃないかー。

だったら自分の体質なんて、知らないほうが幸せじゃないかー。

 

間違いなくそういう思考回路だったわね、私。

 

でも今は、ワインをやめない、これからも(少量でもいいから)飲み続けるぞと、がんサバイバーとして決意したからには。己をまず知ることがとにかく大事だと思うんですよ。

 

敵(愛するワインを敵とは呼びたくないが、そこに含まれるアルコールってやつは間違いなくがんリスクを高める敵には違いないので)を知る前に、己を知れ!ってやつですよ。

 

だから、自分がどの酒飲みタイプであっても、それを受け入れて、そんな自分を理解したうえでワインを飲む!そのほうが安心に決まってます。ね?そうじゃないですか?

 

さて届いた結果はA4の封筒に入っており、なかなか立派でした。

検査機関は広島県にあるけども。監修は、かのアルコール依存症治療で有名な「国立病院機構久里浜医療センター」が行っているんだ!

 

そして結果を見てみると、

わたしはR3型というものでした。

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アルコールの分解に重要な役割を果たすという2つの遺伝子について調べたんだけど、

 

遺伝子その1:ADH1B が3型(高活性型)

遺伝子その2:ALDH2 がR型(低活性型) 

だそうです。

 

日本人の24.7%に該当するタイプだそうで、一言で言うと

「飲酒による健康リスクが高いタイプ」ですって…

 

うーーーん。わかっちゃいたけど、ズバリそう言い切られると。酒好きとしてはちょっと、かなり残念(涙)

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具体的にどういう特徴がこのタイプには見られるのか、という解説も書いてあります。

「アルコール⇒アセトアルデヒドの分解が速いので、少しの飲酒でも顔が赤くなる。が、続けて飲むことである程度飲めるようにはなる。飲み続けていると、上部消化管がんになりやすいので、定期的な検診が必要」

 

そうですか。上部消化管がん、ですか。

 

私がやった直腸がんは、下部消化管、なんですよ。上部じゃないの。

上部と言えば、食道がん。それに口腔がん、咽頭がん喉頭がんというのもある。

 

そうなの。一回、直腸がんをやったからと言って、ほかのがんにかからないっていうわけでは全然ないの。おたふくや水ぼうそうとはわけが違うんですよね、がんは…

まだまだ私にはがんリスクはある。

そして、上部消化管がん、と具体的な名前も挙がってきた。 

 

結果報告書には、注意すること として、こんなことも書いてある。

 

「このタイプは初めは下戸に近い状態。だが飲酒機会が増えることでアルコール耐性ができ、鍛えれば飲めるようになるタイプ。飲酒習慣がつくことで上部消化器がんのリスクや、飲酒量増加に伴い肝障害、膵炎、糖尿病などのリスクが高まる」

 

もっと読むと、 予防のポイント も書いてある。

 

「少しの飲酒でも食道がんのリスクがW型と比べ約8.84倍高く、また3合以上の飲酒では約114倍(!)まで高まるため、飲酒習慣をつけないことが大切。毎日飲酒される方は、適正量を把握し、定期的な検診を」

 

114倍ってすごいよね…(汗)

ちなみにW型というのは、大酒のみタイプのこと。もともとお酒に強いタイプを指すようです。あああ、私もその部類だったら。もう少し安心して(?!)ワイン飲めるのにー。

 

いや、そうじゃないよ。

大酒のみだからと安心して飲んでたら、アルコール量は増えるにきまってるし、それだけ体に負担をかけてしまうよ。

 

つまり、自分がどのタイプかわかることも大事だけど、

そもそもの「適量」を知り(しつこいけど1日に純アルコール20gまで)

飲み過ぎないこと!

これが最も大事なのではないかと思います。

 

別にがんになっても、膵炎になっても、糖尿病になってもいいんだもん!いま美味しく飲めればいいんだもん!今を楽しめればいいんだもん!

という方は、この記事は完全無視で構いません。

 

酒飲み全盛期の私だったら、完全無視派かも知れなかったなぁ(苦笑)

 

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KONDOヴィンヤードのナカイ・ミュラワ。お盆にジンギスカン鍋を囲んで

でも、一度がんをやってごらんなさいよ。

もう、酒飲み全盛のような飲み方は出来なくなるよ。

私のがんは、幸いにしてタチがいいほうで、今も元気に普通の生活に近い毎日を送っているけれど。そしてワインも時々は飲めるけど。

そういうがんばかりじゃないし。

私だって、転移とか再発とか。完全にゼロとはだれも言い切れない。

 

一度がんをやるってことは、そういうことなんです。

がんになる前の自分には、もう戻れないんだよ。

 

酒飲み仲間に言いたいのは、

「これから先も楽しく美味しく酒を飲みたいなら、いまこそ、酒量をコントロールせよ!」

 

そして自分をコントロールできるのは、自分しかいないんだよ…。

 

もし、自分はすでに依存しちゃってるかも?とちょっとでも思っている方は、この検査結果票の末尾に「飲酒習慣チェックシート」がついているので、やってみるといいかもしれません。

 

これは、AUDITというテストだそうで、

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世界保健機関(WHO)が作成したアルコール健康問題のスクリーニングテストで、世界で最もよく使われています」とのことですよ。

 

ちなみに、わたしもこのテストをやってみたら、

私は15点:アルコール依存症の疑い でしたよ…とほほ…

でもこれから先は、0~7点:非飲酒または危険の少ない飲酒 になります!(宣言)

 

ご参考までに、

毎晩家でもワイン飲んでいた(主に泡)わたしが、いまワイン代わりに飲んでいるのがこちらです。お酢だし、ノンアルだし、美味しいし。これは超オススメです。

 

あと、この本も非常に秀逸。

ご自身も酒飲みだというライター:葉石かおりさんによる、酒好き医師へのインタビューまとめ本です。なぜアルコールが身体によくないのか、がんリスクを高めるのかなどなど、とてもわかりやすい言葉で丁寧に解説されています。酒飲みなら一度は目を通しておくとよいかも。


酒好き医師が教える最高の飲み方 太らない、翌日に残らない、病気にならない/葉石かおり/浅部伸一【1000円以上送料無料】
 

アルコール依存症とは編集

 

 

calorina.hatenablog.com

がんの大敵「酒」:酒飲みの傾向と対策~自分の遺伝子に聞いてみる(前編)

がんになるリスクが高い人と言えば、必ず出てくる要素が

 

・酒飲み

・喫煙者

・運動不足(肥満)

 

ですよね…。いや、がんに限らず、いわゆる成人病(古いね。今は生活習慣病か。)の原因として挙げられるのも、この3つでしょう。

全部に当てはまるわけじゃないけど、私、お酒に関してはもう何も言えねぇ!状態でした。

 

そんなに若いころから酒飲みだったわけではなくて、学生の新歓コンパで初めて瓶ビールを飲んだらぬるくて苦くて不味くて。逆にビールなんて全然美味しくないじゃん!と思った口でした。お酒を飲む機会があったとしたら、モスコミュールとかカルーアミルクとかね、そういう甘いのを飲んでいた可愛らしい女子大生でした(笑)

 

それが社会人になり、東京から札幌へと移り住み、新入社員になって数か月経ったころに大通りのビアガーデンデビューを果たしたわけです。仕事帰りに同期らと飲んだジョッキの生ビールがね!キーンと疲れた体に響き渡り。ビールの美味しさに目覚めてしまいました…

 

それからはビールを飲んだり。ワインも当時マドンナとかマテウスロゼとかのCMが流れて(原田知世ちゃんのね)流行り始めていたから、それなりに飲んでいた。でもそんなに強いっていうほうではなくて、とにかく飲んだらすぐ顔に出るタイプで。赤くなって、顔どころか首筋まで赤くなる子だから、すぐ飲酒がばれてた。

 <

そうこうしているうちにブラジルに行き、なぜかそこでワインに目覚め(当時、サルバドール日本語学校にたまたま置いてあったワイン漫画「神の雫」に出会ったのがきっかけ)。帰国後、ヤフオクで全巻大人買いし、飲食店勤務じゃなくても素人でも受けられるワインの資格があることを知り、ひたすらガリ勉し(なにせSF資質に学習欲が上位にあり)、2015年秋にはワインエキスパートの仲間入りが出来たのです。

 

思えばこのころ、比較試飲のため、ワインをかなり飲んでいましたね…。自宅でも、外でも。当然毎日飲んでました。そうしないと舌が、鼻が鈍るから。合格のためには試飲は必須だったんですよね。で、飲めば飲むほど、ちょっとの量では酔わなくなってた。明らかに、自分でも「お酒に強くなったなぁ」と実感できてたんです。

 

よく昔から言われていましたよね。人には飲酒にまつわる3タイプがあると。

 

・ザルのひと

・鍛えたら強くなるひと

・体質的に全然飲めないひと

 

私の飲酒歴を見ると、これは間違いなく真ん中の「鍛えたら強くなるひと」だろうなとは思ってました。

 

でも、鍛えて強くなって飲酒量が増えることは、体にとっていいことでしょうか?

強い人が、強いからと言ってたくさんアルコールを節酒しても、それは大丈夫ってこと?

 

そんなわけないよね!

 

私はこのほど直腸がんを患って、アルコール制限を出来る限りしようと自分出来ました。でも、ワインをゼロには出来ない。だって好きだし、もはや私の生活の一部に入ってしまっているから。ワイン見てると楽しし(ワインリストだけで30分はいけるクチ)、香りにとろけそうになるし(グラスに注がれた香りだけで10分はいけるクチ)、ぴったりマッチしたお料理とワインを飲めば、幸せ度まちがいなくアップする。私にワインを完全に断つことなど、出来ないよ…。

ワインだけは。どれだけ塾長(勝間塾の塾長つまり勝間和代さん)に「アルコールはやめよう!」と強く言われてもやめられないよ…(苦笑)

 

そしていわゆる「がんリスクを高めないためのアルコール量」は、純アルコールにして1日20gと言われている。これは日本酒1合、ワインならグラス2杯、ビールならロング缶1本分、とか言われている。でもこれだって、その人の体格によるだろうし。体重100キロの人の20gと、50キロの人の20gの適量が同じわけないよね、って。そのくらいは想像つく。

 

で、私は本当に20gのアルコールを節酒しても大丈夫なのか?

そのことをどう証明すればよいのか?

と真剣に考え、いろいろ本を読んだりネットで調べたりしたわけです。そこで出会ったのが、今話題?の「遺伝子検査キット」

私がやったのは、

「アルコール感受性遺伝子検査」というものです。

 

 

その能書きによると、

「アルコールの分解にとても重要な酵素2つ(ADH1BとALDH2)に含まれる2つの遺伝子を検査し、9タイプのアルコール体質のどれにあなたが該当するかを見極めます」

という検査。(要約するとね)

 
GENOTYPIST アルコール感受性遺伝子検査キット【口腔粘膜専用】※レターパックプラスでお届け【他のゆうパック商品と同時注文時はゆうパックの送料に準じる】

9タイプには

「依存症リスクが最も高い大酒のみタイプ」とか

「つい飲み過ぎてしまう大酒のみタイプ」とか

「飲酒による健康リスクが高いタイプ」とかがありまして。さて私は…どれなんだろう?!

 

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(検査の実際と結果について:後編…に続く)

c-calorina.hatenadiary.jp