がんストーリーは突然に~46歳、働き盛りの2児の母が直腸がんになった話~

2018年夏、元気印の働く母が突然がん患者になっちゃった…入院そして外科手術を経て、まだまだ続くがんストーリーを綴ります。

夏の帰省旅行が始まった。心に重い石を抱えたまま。

2018年8月9日(木)

 

朝はみんなゆっくりだったので、7時半まで寝た。巣篭もりキャベツの目玉焼きを朝ごはんに、3人で食べる。そして9時から日本語のスカイプレッスンが1件。10時にペットホテルが犬のお迎えに来る。忙しい。日本語の生徒さんたちにもメールをしたり、事務連絡メールをしたり。バタバタと時間が過ぎる…

大荷物でサッカーの合宿に行く長男を、車で駅まで送る。

 

そんなバタバタの母を横目に、お昼は次男がオムライスを作ってくれた。ありがたい…

そしてようやく14時半ごろ次男と二人で家を出る。外は台風一過で猛暑だ。駅まで歩くだけで、汗だくだ…これから向かう北海道は涼しいといいな。

 

横浜駅からはリムジンバスで羽田空港へ向かった。結局この行き方が一番楽なのよね。降りてすぐ、航空会社のカウンターに行けるから。

 

大行列となっていたメープル坊やのお菓子と、パンダの柄のお菓子をお土産に買う。次男とといろいろ試食して、楽しい。昨日ベッドでも思ったけど、これからますます成長していく次男のことを、もっとずっと見守りたい。だから今、わたしは終わるわけには行かないのだ。なぜか今朝、眠っている次男の手を握りながら強く感じた。

 

台風の影響が心配されていた旭川行きの飛行機は、予定通りに飛ぶらしい。本当に良かった。午前中はかなり乱れていたみたいだから、午後に変更しておいて良かった。私はいろいろラッキー。本当にラッキーだな。

 

旭川には予定通り到着。降り立ったら、空気がひんやりしていた。こんな涼しさ久しぶりだ。東京よりも10度くらい涼しいらしい。出口に近づくとすぐに母の顔が見えた。父も元気そうだ。霧雨が降っていてまた結局天気が悪いのか…残念…と思ったら、1ヵ月ぶり位の雨だそう。農家にとってはめぐみの雨だ。

 

帰りは父が士別まで運転してくれて、車内では次男の学校の話や、ハムスターを預けた話をした。入院の話には当然まだ触れない。まだまだまだ…。

 

晩ご飯は回転寿司で。着いたのは7時50分でラストオーダーが8時半ということだったのでちょっと急ぎ目に食べた。さすが田舎は閉まるのが早いよね。しかし、相変わらず、エビもホタテも魚もやっぱりここはおいしい。3人でご声援分ぐらい食べた。父も母も変わりなくてうれしい。こんな2人にがんの話をするのは本当に嫌だなぁと思う。心底、嫌だなぁと思う。

 

家に着いたら雨は止んでいて。お仏壇に手を合わせてそれからみんなでお中元で届いたお菓子を食べた。長い一日だったなぁ。でも、実家のお風呂に入ると、今日までの疲れが吹っ飛ぶ。いつもはね。

でも今回は、これから控えている最大のミッション:両親へのカミングアウトを思うと…吹っ飛ぶものも吹っ飛ばないのだ。心に重い石を一個かかえたまま、夏の実家ライフが始まった。

 

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